時計を1つ買いたいのですがどのような時計を買おうか迷っています。
既に時計をもっていますがちょっと気分を変えたいと時のためにもう1つあればな、と思っていますがお小遣いもあまりないので予算と目的をまとめてみて何にするか、よく考えようと思います。
同じように迷っている方のご参考になれば幸いです。
最近の腕時計について感じてしまうのですがApple Watchの登場以来、さらにIC化が進んで益々の多機能化された時計となり、むしろ電子機器的が要素がメインの機能となり、だんだんと市場に多くなってきているよう見受けられます。
昔の機械式時計は故障したら修理してもらったり、オーバーホールをしてもらったりしながら何十年も大切に使うものといったイメージが、IC化された時計になったことで最近の電気製品のように壊れたら修理よりは買い替え、古くなったら最新のものに買い替えというようにスマートフォンと同じような感じに変わってきてるのでしょうか。
では腕時計が現在までにどのように移り変わってきたのか、そこから見てみたいと思います。
◆腕時計の移り変わり
1、懐中時計
最初の携帯用の時計は懐中時計と言われるものでベルトにフックをつけてチェーンで繋がっている時計をポケットに入れて持ち運ぶものです。
1700年代に量産化、実用化が始まりました。
2、日本の腕時計の移り変わり
①最初の腕時計 ゼンマイ式手巻き時計
日本では1913年に国産初の腕時計を懐中時計の外装とムーブメントの流用によって腕時計という形で完成させて発売されました。
②自動巻式
次の進化はゼンマイの巻き上げを手巻き式から自動巻への進化です。
1924年にイギリスでローターを半回転させて巻く自動巻が発明され1926年にスイスのフォルティス社が自動巻式時計の発売をました。
そして次の進化はローターの半回転から360度回転でゼンマイを巻くものをローレックスが開発し1931年『オイスター』を発売しました。
③クウォーツ腕時計
そしてクウォーツ時計の登場です。
1963年世界初のクウォーツ時計が当時の価格は45万円で発売をされました。1963年当時でこの価格すので今でいういくらくらいに相当するのでしょうか?かなりの高額商品のようですね。
1970年に特許が公開されたことで世界各国のクウォーツ時計への参入が始まり、腕時計における『クウォーツ危機』と呼ばれる現象を引き起こした。
クウォーツ時計の登場で市場での売り上げを大量生産で伸ばすことで欧米の時計メーカーの機械式腕時計が売れなくなったことで大打撃を受け、特にアメリカ合衆国の時計産業はほぼ全滅状態に陥りました。
そして大量生産による低価格化に拍車がかかりました。
④デジタル時計
1973年には液晶を搭載した世界初6桁表示デジタルクオーツ「液晶デジタル腕時計」が発売されました。
その後1975年に世界初の多機能(クロノグラフ付き)デジタルクオーツが発売され、1977年にはアラームクロノグラフ付きデジタルクオーツが登場して、その後多機能化という形で進化していくことになりました。
以降はアナログ時計、デジタル時計の多機能化が益々進んでいきます。
・ソーラー充電
最初に出てきたのはソーラーによる2次電池への充電で稼働するようになり、従来の様な電池交換が必要なくなりました。
・その他機能
計算機搭載、テレビ機能など色々な機能を持った時計が発売されましたが、あまり今での残っているものはないように思います。
・電波時計
日本、ヨーロッパ、アメリカ、中国に発信地がありその電波により時間を補正することにより正確な時間を表示する時計が登場。
ドイツで1990年に世界初の標準電波を利用した電波修正腕時計が発売され、日本では1993年にの本初の電波修正腕時計が発売されました。
1999年に標準電波送信所が福島県に、2001年には佐賀県と福岡県の県境にも標準電波送信所が開設され全国がカバーされるようになりました。
・GPS受信
2011年日本で世界初の衛星電波を利用した電波修正腕時計が発売されました。
・Blue tooth機能
スマートホーンの登場により電話との接続でメッセージ受信や各種アプリと連動して最近では健康管理的要素で血圧や脈、運動量、GPSを使いランニングの距離の計測などをスマートホーンと合わせて使用する方向がデジタル時計では主流を占めてきています。
この辺りまで進化しますと腕時計本来の時間を知る機能は一部であり、その他スマートホーンと連動して使用するアプリの機能の方に軸足が移り使用されることが多いのでしょうか?
これが2020年までに起こった腕時計の大きな流れになります。
さて、ここからが本題です。
時計に求め6つのケース
①正確な時間を知ること
②健康管理機能
③アクセサリーのようにファッションの一部
④ステイタス性
⑤所有する喜びを満たす
⑥アウトドアなどの用途で特殊機能
この6つに分類されると思います。
ではそれぞれの選択肢を当てはめてみてみます。
①正確な時間
電車、テレビ、ラジオなどの仕事で秒単位までの正確な時間管理が必要場合にかんがえられるのは;
•GPS時計
•電波時計
•BlueTooth機能でスマートホーンとペアリングで時間を補正
秒単位までの正確な時間が必要な場合はこれらの種類の時計が最適になります。
価格帯
・GPS時計
まだムーブメントが出回っていないせいか中国雑多勢がいないので、数千円程度の低価格品はないようで25,000円辺りから上になっています。
•電波時計
無名の中国の多くのメーカー製が5,000円程度から、メーカ品で7,000円から10,000円で多くあります。
•BlueTooth時計
この機能はスマートウォッチが持っていてかなりの商品が市場に溢れています。
価格帯は3000円程度の中国メーカー雑多商品から中間価格帯20000円ー30000円で欧米各社のものが充実して揃っていまして、そしてその上を行く価格帯でAppleWatchとなっています。
筆者も初代のApple Watchを使用していましたがBlueToothでペアリングしていますと使い方が悪かったのか時計自体の電池とスマホの電池の消耗が早かったように感じました。
*中国メーカー格安スマートウォッチ
数千円の中国雑多メーカー製が数多く販売されていますが、ムーブメントや液晶画面はどこかから購買しているので性能は以前よりは上がっていると考えられますが使用したことがないのと、知り合いでも使用している方がいませんのでどうなのかは分かりません。いつか臨時収入でもありましたら人柱となって試してみたいとは思っています。
下は最近かきましたスマートウォッチについてのブログです。よろしければご参考に。
秒単位まで正確な時計の結論;
・ 安心できる品質は10,000円程度から上の価格帯の電波時計
・付加価値的に健康管理もということでしたら20,000~30,000円から上の価格のスマートウィッチ
・APPLE好きの方はAppleWatchの一択
②健康管理機能
このカテゴリーは予算があればApple Watch,予算がなければ1万円から3万円のレンジでのものが多くあり相場となっているようです。
各社得意分野のアプリケーションを出していますので、その機能目的もあり得ます。
③アクセサリーのようにファッションの一部
この場合はデザイン最優先で、希望価格の商品を広範囲でお好みのものを探してみるという楽しみがありますね。お好みの1点探しです。
④ステイタス性
この目的ではスイス勢や有名ファッションブランド、ジュエリーブランドが強くなります。
時計メーカーですとローレックス、IWC、ブライトリング、HUBLOT
ファッションブランドですと Cartier,LV などの宝飾時計など
このカテゴリーもお好きなブランドで予算に応じたお気に入りを見つける、という感じです。
⑤所有する喜びを満たす
上の④と近いのですが違いは趣味的な部分があります。
例えばGrand Seikoは日本製だから、高性能メカニカルムーブメントが好き、アンティークの機械式時計が好き、アンティークのデイトナが好きなど、個人の思い込みのある時計でステイタス性とは違う趣味の世界です。
この分野には④とは違う意味で思い入れのためのお金をかける方が多くいると思います。
趣味に筆者も思い入れのあるものを気持ちではありますが小市民の筆者には悲しいのですが予算の関係で見るだけになっています。
⑤アウトドアなどの用途で使用
この分野は例えばダイバーが水深計付きを求めたり、登山家が高度計を求めたり、最近ではゴルファーのためのゴルファー時計があったりと用途に応じた特有な機能を有する時計です。
これらはその必要としていらしゃる方にとってはなくてはならない必需品と言えますので買わなくてはいけないもにです。
①から⑥で考察しましたが何を求めるかにより、多種の時計から種類を選択し予算にあったお気に入りを選ぶというようにして選択すれば失敗しないと思います。
お気に入りの一つを見つけられるといいですね。
個人的には生活の中でそれほど厳密に正確な時間を必要としていないこともありメカニカル時計が欲しいなと思っています。アンティークのセイコーの”キングセイコー”や”LAUREL”辺りがとてもに魅力的に感じていますこの頃です。
欲しいな!