ロンドンでは政府の再びのロックダウンに対する数千人規模の抗議デモが起こっていて警官隊との衝突が発生しています。
9月21日にボリスジョンソン首相が再びイギリスのロックダウンを発表し行動制限をかけたところでした。
その時のブログには行動制限の内容も記載しましたのでご参考ください。
イギリス政府発表のコロナウイルス感染状況です。
右上のグラフが感染者数ですが9月に入って急増しており今日は6,042人の新規感染者数となっています。
データでは死者数は減ったままで月から推移してますが今日は34人となっています。
検査数が245,363人とかなりの検査数となっています。
発表されている主な行動規制です。
・対象はイングランド
・住民にできる限り在宅で勤務するよう呼び掛け
・パブやバー、レストランには24日から午後10時の閉店を指示
・来月から予定していたスポーツイベントの観戦再開
・マスクなどの着用を義務付けられている場所での罰金を引き上げるなどルールの施行を強化するとし、今後、状況が悪化すればさらに厳格化する意向
The Gardianのニュースを見てみますとイギリス国内ではイングランドが4,639人とスコットランド、ウエールズ、Northern Irelandの感染数と比較するとダントツに多くなっています。
参考まで少し古いデータになりますがにエリア別の人口です。
イングランド 5430万人 2015
スコットランド 535万人 2014
ウエールズ 310万人 2014
北アイルランド 184万人 2014
イングランドの人口がスコットランドの10倍もありますので、更に都市がイングランドには多いのでいたる都市でパブ好きなイギリス人が蜜状態で集まっている様子が目に浮かびます。
ロックダウンに抗議している群衆は "Freedom"と叫んで抗議をしています。
警官隊は全員マスクをしていますがロックダウンに対する抗議活動をしている群衆にマスクをしている人は写真からも分かるようにマスクをしている人は1人もいません。
データでこれだけの新規感染者がいて、更にイングランドでも人口はロンドンに集中しているのにこんなに多くの人が未収して集まっている状況を見ますと感染の拡大の理解ができます。
西洋人に方々は日本人にはわからないマスクに対する考え方があるようで、現在のコロナ禍という環境においては恐怖にすら感じてしまいます。
家族が3月のイギリスのロックダウン直前に帰国しましたが、このような状況を見ますと帰国をしなかった場合を思いますと本当に良かったと思います。
これから日本も秋に向かい気温もさがってきて空気が乾燥してきますので、今以上に注意が必要かもしれませんね。