昨日の香港市場について TENCENT・HSBC・PING ANの値動きをおさらいして来週に備えたいと思います。
昨日の香港市場 HSIの下げは-1.95%でした。
・HSI 24107.42 -479.18 (-1.95%)
では最初にTENCENTです。
・TENCENT 591.00 -14.00 (-2.31 %)
ここのところ下げるこのなかったTENCENTですが昨日は-2.31とハンセンインデックス以上の下げを見せています。
昨日は朝には窓開けでスタートしてWトップをつけて値を下げる展開でした。
テクニカルではRSIは70を若干下回っていてMACDではBULLISHです。
下のチャートはQQQの5日チャートです。
QQQは木曜日に下げていますが香港市場でのTENCENTは金曜日の下げですので1日遅れの反応になっています。
QQQはすでに28日から下げていました。香港市場のTENCENTは翌朝29日に窓開けで取引を開始してすぐに窓埋めして急激な勢いで上昇に転じその日の取引を終えています。
そしてその翌日30日、翌々日に市場に大きな反応がありました。
通常ですとアメリカ市場が終わって翌日の香港市場で反応が出るのですが、このことはアメリカ市場との相関性なのか、他の要因なのかを考察しますとTENCENTについてのここ数日間でにネガティブなニュースはありませんでしたのでやはり米国市場の影響ではないかと推測します。
やはり30日の後半には相当な売りが発生し価格を落としていますので、アメリカ市場の影響と週末での手じまい、特に月をまたぐ週末ですので手じまいされたと考えられます。
・HSBC HOLDINGS 32.10 -0.20 (-0.62 %)
-0.62%でしたのでこれまでのように売りの勢いはなく、上値を狙っているのではないかと勝手ながら期待しております。
27日には$34まで上昇していましたが2日間連続の窓開けでの下げになっています。
BYD Electronicなどは他の銘柄でもありました2日連続の窓開けはこの特定銘柄の現象ではないので特に心配はしていません。長期保有なので。。。
30日の午前は買いのボリュームもあって$33.7近辺まで上げていましたが、他の銘柄同様に午後になってから下げに転じています。
原因はやはり月替わりの週末による手じまい、アメリカ株の影響、大統領選前での警戒もあると思いますので更に手じまいが多くなっているのではないでしょうか?
30日午前の取引のボルームで買いが入り続けてくれればよいのですが、なかなかそうはいきませんね。
--------------
UBSの株価予測です。
UBSは、HSBCホールディングス(00005.HK)が今年の第3四半期に43億4000万米ドルの税引前利益を調整したという報告を発表しました。これは市場予測より54%高くなっています。さらに、グループの純利息、無利息、総収入も市場予測より1%、3%、2%高かった。 UBSは、HSBCの第3四半期の業績は市場の予想を上回っていると述べましたが、その見通しは依然として厳しいものです。その中で、今年の第3四半期の利ざやは120ベーシスポイントを下回る可能性があり、グループの純利ざやは北欧銀行と一致しています。 、しかし、コスト対収益の比率ははるかに高いです。さらに、より通常の状況および既存の顧客の撤退の下では、グループの市場関連の収益が縮小する可能性があります。 UBSは、HSBC株式の目標価格を31人民元から33.2人民元に引き上げ、「中立」の格付けを維持し、第3四半期の業績の改善を反映して、今年のグループの1株当たり利益の予測を8%引き上げました
今後の動きに期待をしたいのですが目標はRMB33.2ですのでこの辺で上昇は止まってしますのでしょうか?
・PING AN 79.55 -0.95 (-1.18 %)
中国平安保険は他の銘柄同様に28日、29日に窓開けで下げています。
やはりアメリカ市場による影響ですね。
今後大統領選挙、アメリカの決算発表、香港の決算発表などいろいろありますので来週は要注意が必要ですね。