昨日の香港市場は米国の株価に連動して上下の激しい値動きとなりました。
・HSI 25712.97 +17.05 (+0.07 %)
始まりと終わりでのギャップは僅か+0.07%という結果でしたが、取引中の値動きは午前中は大きな下げで、また金曜日の午後3時過ぎの急上昇でした。
最近は金曜日の午後3時過ぎに急激に値を上げることが多く見受けられるようになっています。
・BYD 194.00 -3.20 (-1.62 %)
取引開始が$203で$182までさげて$194急上昇の急上昇でした。
大変な値動きになっていましたのでこの銘柄を持っていましたら落ち着かない日になってしまいますね。
MACDは緑線が上抜けるかどうかというところで上昇に変化なし、RSIは64ということと、この日の取引の高値で$210までつけましたのでまだ上昇の余地がありそうです。
やはりこの銘柄の上昇の勢いはまだまだ続きそうですね。
ですがあまりに値動きが激しくいまエントリーはしないでもう少し落ち着くまでは様子見をしていたいと思います。
・BYD Electronic 36.20 -1.30 (-3.47 %)
BYDグループ会社のBYD ElectronicはCredie Swiss の目標額$36への引き下げで値を$46から落として上昇が止まってしまいました。
要因は本業以外で始めたマスク事業の成長が見込めないということでした。でも今世界的にコロナ感染が勢いを増し、欧米でもマスクを着用するようにはなっているのですがあまりに参入者が多くなって市場にあふれている状況を考えますとマスクの供給過剰であることから、やはりさらなる成長は見込めないかもしれません。
テクニカル的のもBULLISH、Overboughtが転倒していますので当面は様子見継続で行きたいと重いっています。
すべて売却をしましたので値が落ちても落ち着いていられる状態です。
・BABA (ALIBABA) 282.00 -12.60 (-4.28 %)
アリババは$309の高値を付けて以来、下げ続けています。
大きな要因はグループ会社でALI PAY(電子決済)を事業としているANTが史上最大規模のIPOで注目をされていましたが、中国政府の指摘によりIPOの延期に追い込まれたことによります。それもIPOの2日前です。
中国では金融事業は政府系銀行により運営されていますのでANTの参入をなんとか阻止しようという政府の圧力が感じられます。
ANTの事業内容を見ますと電子決済の他に融資事業などもしていたようですので政府系列の金融企業が独占的に行っていた事業への抵触がありましたので圧力をかけてきたいうのが確信と考えられます。
IPOを前に親会社のALIBABAを保有していましたので今後の動きには注視する必要があります。
今後は個別銘柄のみでなく、米国銘柄、ETFなども大統領選が落ち着きましたら視野にいれていきたいと思っています。