メインで使用しているノートパソコンThinkPad X250のキーボートが使用中に突然入力できない症状が発生しました。
とても不思議でダメになったキーはアルファベットの真ん中列の横並びで”A-S-D-F","J-K-L-;-:"です。なぜか真ん中にある”G",”H"の2つのキーは入力ができました。
家では外付けのキーボードを使用し入力することはできますが持ち運びができなくなるため、外で何かをすることができないのでとても困りものです。
これまでにもThinkPad X1 Carbon やDELL XPS9350 でキーボードの交換した経験があるので今回も自分で至急キーボードを調達して交換することにしました。
●過去のキーボード交換のブログです。
ノートパソコン キーボード交換② Think Pad x1 carbon - 医食同源 アンチエージング、グルメ、ライフスタイル
Think Pad X1 キーボード交換 DIY - 医食同源 アンチエージング、グルメ、ライフスタイル
#手順としては最初にキーボードの手配です。
◆キーボードをどこで探す??
Google、Yahooで検索:メーカーとモデルで検索するとキーボード単品で販売している業者がたくさん出てきます。
#注意点
①絶対にキーボードは新品を調達する。
・キーボードは消耗品です。
⇒毎日キーを押している、たまにパチパチ音が出るくらい強く押してしまうときもあるので ⇒何年も使用していれば壊れて当然だと思います。
これまでに3台のノートパソコンのキーの反応がなくなり交換経験したがあります。
ネットで検索すると中古品で2千円、高い場合5千円くらいで多数販売されています。
新品で4千円くらいから1万円を超えるものも散見されます。
②どこから出荷されるか、よく確認する。中国発送は時間がかかる
このようなパソコンの部品は中国人がAMAZONやYAHOO SHOPに出品していることが多く、発送地が中国のものが多いです。急ぎの場合は国内発送かよく確認が必要ですのでご注意ください。現在はコロナウイルスで輸入する航空便も減っているので更に時間がかかってしまっています。
中国人の場合、サイトの日本語がおかしい、お問い合わせの回答の日本語がおかしいなどすぐわかると思います。
もし中国の業者だと不良品が送られてきても返品に送料がかかったり、問題を伝えることも一苦労になります。
③好みのバックライトの有無、キーボードの言語を選択できます。
入力の利便性を考えて今回は日本語キーボードを英語版キーボードに変更しようと思い英語版の4,600円のものを注文しました。
ということで新品、価格優先、英語版、バックライト付きの条件で安かった中国発送のものを選びました。待つこと2週間くらいで品物が届きました。
◆ハプニング:ドイツ語キーボードを買ってしまいました⇒改造
早速開けてみてびっくり、ドイツ語キーボードが送られてきました。
注文した内容を確認しましたら小さくドイツ語版と記載されていましたので注文ミスでした。
どうしようか、と考え英語版とドイツ語版を比べましたところオムラウト(AとかOの上の点2つ)、YとZの位置が違う、その他”HOME” ”END” ”DELETE”などがドイツ語表示になっていました。
これから返品して再度送ってもらうにしてもメインで使用しているノートパソコンのためにこれから1か月間も待つことはこれ以上はできません。
苦肉の策として、英語版と日本語版を比較したところひらがなを除くと記号の位置や、英語表示部は共通なところがほとんどでしたので使用していた日本語版とドイツ語版のキートップを入れ替えることにしました。
この13個を取り外し日本語版から取り外して交換しました。
いくつか交換できないものもありましたが使用してみて様子を見ようと思います。
では、いよいよキーボード自体の交換作業開始です。
作業手順
1、裏蓋を開ける
2、バッテリー取り外し
3、SSD取り外し
4、各種ケーブル取り外し
5、ファンの取り外し
6、マザーボード取り外し
7、キーボード取り外し
8、中身のお掃除
↓
逆の手順で組み立てです。
そして途中でUターンの組み立て開始時にCPUの放電ペーストを折角なので塗り直しもしておきます。
◆では作業開始です!
プラスドライバーで8本のネジをはずして蓋を開けます。
次にバッテリーのコードを抜きます。
電流が流れていますと何か物を落としたりと事故があったと聞きにショートする可能性がありますのでバッテリーコードを抜くのはマストです。
そしてバッテリーを固定しているネジ、SSDを固定をしているネジを外して取り外します。
下にある黒いバッテリーの接続けケーブル、バッテリー、左にあるSSDを取り外します。
次にCPUを覆っているカバーのネジ4つを取ってファンを取り外します。
次にマザーボードを這っているWIFIのアンテナや各種フラットケーブルを取り外します。フラットケーブは傷つけたり、折り曲げたりしないように注意が必要です。
そしましたら今度はマザーボードを固定しているネジを外していきます。
そうしますとマザーボードの下に白いキーボードの裏面と底を覆っている半透明のプラスチックのカバーが出てきますので、そのカバーの取り外しです。
ここでやっとキーボードにアクセスが出来る状態です。
次はキーボードの角を抑えている部分に左右各3本ネジがあるのでそれも外します、
次にキーボードの裏に張り付いているフラットケーブルが接着剤か両面テープで張り付けられていますので注意して剥がしていきます。
結構粘着力が強いのでドライヤーで少し温めて剥がした方がケーブルに損傷を与えないと思います。
剥がし終えたらキーボードを手前側にスライドさせて引き抜きます。
ここで注意ですがキーボードを引き抜いた部分の黒色は液晶画面です。
くれぐれも傷をつけないように紙などを挟んでおいて保護した方がよさそうです。
ここまできましたら折り返し地点ですのでこの逆に作業です。
組み立てが完了しました。
一部ドイツ語のままですがとりあえず使用にはもんだいなさそうですので気にしないことします。
さて、完成したので電源オンしてみました。
作業中にCMOS電池を外していましたので起動時にThinkPadですとF1をおしてBIOSにアクセスし日付と時間設定が必要でした。
これで無事キーボードの換装を終え問題なく使用できます。
日本語とドイツ語のキーボードが混ざった仕様になってしまいましたが新たに5千円の費用もかけたくありませんのでこれで運用したいと思います。
この交換作業はのんびり作業しておおよそ2時間くらいで終えることができました。
費用はキーボードだけなので4,600円だけです。
難易度としてはこの筆者でできるくらいですのでネジを外すことができれば問題なくできると思います。
いくつものノートパソコンを修理してきましたが、Lenovo ThinkPadは以前よりは作業性が悪くなったとは言えども、交換用のパーツが多く市場に出回っているので非常に割安に自分で修理することができます。
DELLのパソコンも同様でこれまでXPS 9350,9360などもシェル交換、キーボード交換をしてきました。
以前パナソニックのLET`S NOTEの電源ジャック部が壊れて部品調達にすごい苦労したことがあります。基本的には日本メーカーのものは新品の部品は出回っていないと考えた方がよさそうです。
やはりそれを考えるとDELLとThinkPad以外のパソコンの購入はあまり考えられないのと、ファンの方が多いのも理解できます。
皆さんもご自身でパソコンが故障した際には修理してみてはいかがでしょうか?
*パソコンを開けますと保証が聞かなくなりますのでご注意ください。
DIYで行う際は自己責任でのお願いいたします。