今回はDellのノートブックタイプのワークステション ”Precision 5510”を見つけましたので早々に購入してみました。
これまで使用してきた普通のintel i7やi5と負荷をかけた場合に処理速度にどのような違いがあるのか、興味があったので即決でした。
モバイルワークステーションと謳われているこのモデルは2016年当時には以下の様なハイスペックな仕様となっています。
・CPU:Xeon E3–1505M v5クアッドコアXeon 2.80 GHz、3.70 GHzターボ
・メモリー:DIMMスロット x 2: 最大32 GBのDDR4 2133 MHz
・グラフィック:NVIDIA Quadro M1000M(2 GB GDDR5専用メモリ搭載) インテル® Pro Graphics 530、P530
・ディスプレイ:15.6インチUltraSharp™ FHD IPS(1,920 x 1,080 )ワイドビュー、アンチグレア、LEDバックライト、プレミアムパネル保証(色域72 %)
というスペックで今回見つけたこの個体の値段は30,000円でした。2016年モデルですので既に6年の月日が経過しておりますが私の使用目的でしたらまだまだバリバリの現役ハイスペック機です。
ジャンクという観点では3万円はちょっと高額でしたが状態を色々と確認して検討した結果、再生して利用することはほぼ確実でしたので少しいじって楽しんでみようと思い、即決で購入してしまいました。
購入の決断にあたり店舗で状態確認した結果は以下の通りです。
1、天板に薄らとシールの後の変色がある
2、裏蓋の角に少し擦り傷がある
3、キーボードはUS版でB,Vのキートップがない
4、スペースキーが英語版の場合は長いので真ん中の部分が曲がっている
5、メモリーが32GBもある
帰宅後見ましたところDDR4でした
6、全体に埃が付着していて薄汚れている
7、ACコードは130Wと大きく少し見つけにくいかもしれない
8、英語版キーボードである→別にこれは問題ではない、逆にスッキリしていて
余計なひらがなが書かれているよりスッキリしていて自分的には望ましい
9、SSDは512G GBが付属している
10、液晶は艶無しタイプ これはどちらでも良い
11、キーボードに色々と食べ物か飲み物か分からないけどベトベトの付着物が沢山ある
12、CPUはZEON E3
13、裏蓋を止めているネジが1つない
14、起動は問題なし バッテリーの状態も"EXCELLEMT"
15、筐体の傷は全体的にはほとんどない
16、通電、BIOS起動、BIOSロックなし、
17、Window10proのシールが貼っていない ➡︎Windowsをインストールして自動認証が通りか不明
ダメだったら以前購入したWindow8のライセンスキーがあるのでそれを使えるので問題なし
ジャンク品なのでしょうがないのですが全体的な印象は薄汚い、と言った感じです。
拭けば綺麗になるものですが、、、。
といった状態で32GBのメモリーとSSD51GBも付属しているので値段30000円はまずまずではないでしょうか?
ただしこの世代のCPUではWindow11のインストールは対象外と予想されますので強制的に導入をする必要があると思われます。
早速購入したこの個体を抱えて急いで帰宅して分解して中身の診断をしてみました。
このようなジャンクを購入しますとお決まりでACアダプターが付属していません。完成に持って行くまでのコストを考える上でプラス要素となってしまいますが、取り敢えず130W のアダプターは前回Precision 5510 i7用に購入したものがあるのでセットアップ用の暫定仕様では問題はありません。
このモデルのアダプターの差し込み口は丸い小さなタイプとUSB-Cタイプのどちらでも可能です。取り敢えずi7用の小さいほうの丸タイプのものがあるので前提的にセットアップ時にはそれを使用して、後々別の物を探そうと思っています。
ですが純正で新しいタイプの130Wアダプターはレアものでなかなか中古市場には出回ってこなく、あっても5000円以上はするのでこれ以上の投資は頭の痛いところです。
さて、それではいよいよ分解です。
先ずは裏蓋をXPS、 Precisionモデル同様にトルクス7で開けていきます。
そこで気付いたのですがネジが力を入れない状態で止められていたので既に開けられていると思われます。中古品の場合はSSD,HDDの消去する作業があるので裏蓋を開けることは普通にあることですのであまり気にしなくても良いと思っています。ネットのサイトで個人から購入する場合はジャンクショップで開けられている場合とは違い前のオーナーによっていじられている可能性があるので注意が必要です。
裏蓋を開けてびっくりです。FAN周りが埃でびっしりです。
このモデルは冷却用ファンが2つありますが両方ともホコリまみれです!ホコリで排気口が塞がれてしまっていて、これでは放熱性が失われ熱がこもりCPUが十分な性能が発揮できないこと、そして各部品が熱により劣化が加速して寿命を縮めてしまうことになってしまいます。FAN周り以外は綺麗な状態でしたのでマザーボード、それとメモリーカード自体は問題ないと予想されます。
いやーそれにしてもものすごい埃です!!以前子供が使用していたMacBook Pro を開けた時も凄かったですが埃の量で言うならばこの個体はこれまでのパソコンで最悪なものでしょう。
このワークステーションは法人用でオフィースで使用される物と考えられますがどうしてこんなに多くの埃が溜まるのか、その原因を想像することができません。
取り敢えず先ずはFANを取り外して大掃除から始めてみました。
エアダースターで埃を吹き飛ばしたいところではありますがこれだけの量ですので先ずはピンセットでつまみ出してから、ハケを使って丁寧に取っていく必要があると思います。しかしこの状態は掃除機のフィルターに溜まっている埃と同じですね。家の中で作業しますと部屋に埃が散乱しますんで外での作業になりました。
まだまだReturn to Lifeの作業は継続ですが続きは近々にアップします。