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香港がますます中国化

f:id:dodojp:20170709224256j:imagef:id:dodojp:20170709224214j:imageここ数年、いやいや97年の香港がイギリスからの返還後中国化がかなり進んでいます。ここ最近は更に加速しているように感じています。

しかし英国が1997年に香港を中国政府に返還した際、中国は「一国二制度」の下、高度な自治を認めると約束。独自の法体系や複数政党のある限定的な民主政治、集会や表現の自由なども保証した、はずでしたが、、、、、、???

 

 中国化を感じる現象として、日常生活では街に本土から来た観光客でなく在住している人がとても多くなっています。

私の住んでいるマンションの中にも相当の本土から来た人が見受けられるようになっています。通常香港人は広東語を話しますが今では至る所で普通語が聞こえてきます。

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2014年に香港の大学生が2017年香港特別行政区行政長官選挙における中国全国人民代表大会常務委員会からの決議の抗議(決議では、指名権の開放や立法会構成の改革が否決された)のため、セントラル、金鐘、コーズウエイベイ、チムサッチョイ、モンコックの道路を占拠して抗議活動を行いましたが最終的に政府の圧力に屈してしまいました。

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 写真をみるとよくわかるのですがf:id:dodojp:20170709224430j:image

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この抗議活動の参加者は大半が教養のある学生で、彼らは単に中央政府から指名された議員を選出するという選挙を拒否し、自由な普通選挙を求めたに過ぎなかったのです。

しかし共産党一党独裁の本土の中央政府からすれば香港での普通選挙を認めるわけにはいかないのでしょう。大陸内での共産党独裁体制に影響が及ぶのを恐れていることが背景にあるからです。返還時の公約である50年間の現状維持などはお構いなしに締め付けが増してきているのは確かに、特にここ最近は感じられるようになりました。

教育面でも香港の公用語だった英語は今では徐々に話せる人が減ってきていて普通語の普及が、特に97年以降の教育を受けた若い世代に顕著に見られるようになりました。

事実、子供の通っていたイギリス系のインターナショナルスクールでさえも北京語が週何時間かの必須科目となっていて政府からの押し付けがPTAでも取り上げられ問題となっていました。

 

最近はセントラルの日本領事館のある近くの横断歩道に慰安婦像が右寄りの方々により7月7日の盧溝橋事件に合わせ設置されました。

親日派の多い香港ではありますが大陸的思想の右派も活動を広げるようになってきていて尖閣諸島の問題もあり油断できない雰囲気が広がってきているように感じています。

最近久しぶりにデューティフリーショップに行ってみたところ以前は日本人観光客が多かったこともあり、多くの店員は日本語で話しかけてきましたが今では日本語もほぼ通じなくなっていて普通語で話しかけられるようになっていて時の流れを感じました。

 

最近話題になりました反共産党の書物を販売していたコウズウエイベイの書店のオーナーが香港から拉致されたり、新聞、テレビなどマスメディアもいろいろと制約をかけられているようで自由な報道、中央政府への批判的な言動もできなくなってしまい、一国二制度の香港を今年返還20周年を迎え一国一制度化へ突き進んでいる、進まされているのがよくわかります。

 

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このほど習近平が訪問し独立はさせないと発言したりと強行姿勢が以前より増しているように感じます。

 

大変に残念ですが言論の自由が制約され、スピードを早める中国化を止めることはもうできないのではと最近は特に感じています。

 これまで大好きで人生の半分以上を過ごした香港ですが中国化(共産党化)の波が押し寄せてきていてここでの生活もそろそろ限界に近いかな 、と感じています?