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HSBC株価HK;0005 大暴落からの今後の見極め 難しい!!

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HSBCと香港政庁

HSBCの株価がコロナショックの始まる2010/03月までHK$60近辺のレンジ内で推移をしていましたが、コロナショックによりHK$40切るところで35%近く下落していました。

 

◆保有しているHSBC株をどうすればどうすればよいのか??

今後の考察のためにデータを集めてみました。

香港という地政学リスクを抱えて非常に難しい経営を迫られているHSBC,スタンダードチャータード銀行両行です。

更にはアメリカの大統領選も大きく影響していますので判断も非常に難しいので結論が出るまでは長期で持ち合わせていたので様子見したいと思います。

*短期では当然売りということは明白ですが。

 

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そこにもって今回のフィンセン文書によるマネーロンダリングのニュース、追い打ちをかけるように中国商務省の規制懸念で大打撃を受けています。

 

①FinCEN(米財務省金融犯罪取締ネットワーク)文書のマネーロンダリングのニュース

『2020年9月21日、JPモルガン・チェース、HSBCホールディングス、スタンダードチャータード銀行、ドイツ銀行、バンク・オブ・ニューヨーク・メロンといった大手銀行がマネーロンダリングを認識しつつも野放しにしていたことが報じられました。この事態は、アメリカ合衆国財務省の金融犯罪取締ネットワーク部局(FinCEN/フィンセン)に金融機関が提出した不審行為報告書(SAR)が流出したこと』

②中国の制裁への懸念;

中国商務省は19日、特定の外国企業を「信頼できない企業」に指定し、中国との取引を制限できるようにする規則を施行した。共産党系メディアの環球時報(電子版)は同日の記事で、制裁の対象になる可能性がある企業としてHSBCを例に挙げた。

 

 さらに悪材料として米中経済問題と香港問題での米中の板挟みになっている状態です。

 

HSBCホールディングスとスタンダード・チャータード(スタンチャート)は、中国が制定方針を採択した「香港国家安全法」に支持を表明し、これまで維持してきた政治的な中立性を破った格好となりました。

HSBC本店は今でこそロンドンですが、もともとは香港が基盤として香港ドル通貨発行銀行の1つでもありますが、香港返還後にロンドンへ本店を移管していました。

ですが香港、中国、の収益が多い銀行となっているため米中間の影響も避けられない非常に難しい環境にあると言えます。

 

2020/9/25の香港市場での終値は更に下落しHK$28.20で下落後の今週の動きはHK$28.40で小さなレンジで推移していました。

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現在のデータ

①MACD12,26 =-0.367  EMA(9)=-0.463 divergence=0.096

               6,13 =-0.075  EMA(4)=-0.08      divergence=0.05

 

②RSI (14) =38.825    (7)=43.329

 

検討材料としてマネーロンダリング額に疑いの大きかったドイツ銀行と同じくイギリスに本店があり香港の紙幣発行銀行のスタンダードチャータード銀行の比較です。

 

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ドイツ銀行の下落幅 -7.53% DAXの下落-2.51% 

 

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HSBC香港 下落幅 -8.89% HSIの下落-4.99%

 

 

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Sandard Chartered bank 下落幅 -6.69%

 

 

HSBC株取引のニュース;

9月21日にはHK$8億近いブロックトレードがあったり、その他でも数千万ドルの売りが浴びせられている状態です。

 

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かなりは激しく売り込まれているのが分かります。

ファンドが今週の手じまいで売り込んでいるようです。

 

来週はどうなるのか、少し様子見が必要ですね。

 

買い増しもあるかな??