思わぬ事故により股関節骨折をしてしまい、救急車で病院に担ぎ込まれまして手術を終え、現在はリハビリの日々を過ごしております。
リハビリで行っている内容は折れた方の脚の筋肉が減少しないように患部に影響をしないよう筋肉に負荷をかけて動かしたり、マッサージで硬くなった筋肉を柔らかくして柔軟性を持たせ痛みを感じることない可動域を広げたりと、日常生活への復帰を目指し車椅子から始まり杖を使用しての歩行訓練、更には杖を使用しての階段の上り下りの練習などをしております。
最近までは寝たきりの状態で寝返りさえも出来ず同じ状態で寝ていましたので腰痛に悩まされておりました。
骨折は自然治癒による自力での回復を待つばかりですので必然的に大凡の治癒に必要な時間は1−2ヶ月くらいということで言われております。
先日担当をのドクターより骨癒合の先進治療”超音波骨折治療”の勧めがありました。
超音波治療がどのようなものかと治療機メーカーのサイトによりますと;
治療で用いられる超音波は、非常に低出力の超音波で1秒間に1000回パルス状にして照射することが特徴で、パルス状の超音波による力学的刺激が骨融合を促進する効果があると言われています。
この治療法の効果は複数の臨床経験で証明されております。中でも、海外で行われたプラセボ対象の二重盲検比較試験(治療を受けているという思い込みだけで実際に効果が得られてしまうプラセボ効果が起こらないように、被験者、試験実施者とも、実際に誰が治療を受けているか分からないように行う試験)で、骨折の治癒時間を約4割短縮する効果が証明されております。
ということです。
この治療により骨癒合が40%促進されるということですので長期の入院を宣告されている身としては期待値大ですので早々導入を決めましたので、人柱として今後の回復具合を試していきたいと思います。
この治療法は数年前までは保険治療の対象外でしたが現在では健康保険の対象となり自己負担も少なくできるようになったようです。因みのこの治療器具を購入しますとおおよそ20万円以上の金額になりますが、今回は保険適用の金額で3ヶ月間のレンタルということで1.2万円程度ということで保険適用ということもありそれほど高額ではありませんでした。
健康保険適用に際し以下の2条件があるようです。
1.難治性骨折:3ヶ月以上手術やギプスによる固定治療を行っても骨癒合が得られない四肢骨折の場合(保険適用)
2.四肢の開放骨折または粉砕骨折に対して手術を実施した後。ただし受傷から3週間以内に超音波骨折治療を開始した場合(保険適用)
ドクターよりこの治療方法を紹介いただいた時にはレントゲンなどの機械を想像し、さぞ大掛かりな機械で病院の設備を利用するのかと思いましたがそんなことはなく患者個人が取り扱う血圧計程度の大きさの簡単な機械でした。
今回治療に使用しております機械は”アクセラス2”という機械になります。
先ずは超音波を照射する部分にマーキングをしてそこにセットをします。
1回の照射時間は20分間です。
このような効果が目に見えないもの、例えばサプリメントもそうですが明らかな変化が感じられるのかどうかはわかりませんので今後毎日継続して患部に変化があるのか、よく見ていきたいと思います。