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株式投資 香港株HSBC -5.33%大暴落

イギリスに本拠を置くメガバンクHSBS株が香港市場で本日終値HK$29.30 -5.33%となり25年ぶりの安値を付けてしまいました。

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この下落はHSBCのみならず銀行株全体に影響を与えているようです。

下落の背景には世界の銀行経由で2兆ドル強の不審な資金が過去20年に移動(ICIJ)

があったということがFinCENの情報がリークされたことにあります。

金融機関ごとの金額は以下になっているようです。

 

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BBCではHSBCについての報道が以下のようにされています。

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米財務省金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)の捜査資料から、イギリス最大の投資銀行HSBCが2013年から2014年にかけて、8000万ドル規模の投資詐欺について知りなら、詐欺グループによる海外送金を認めていたことが分かった。

「フィンセン文書」と呼ばれる2657件の文書を米バズフィードが入手し、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)に提供した。BBCの調査報道番組「パノラマ」が、各国の報道機関と提携して、漏洩(ろうえい)文書について調査を進めている。

漏洩文書のうち約2100件が、「不審行動報告書(SAR)」と呼ばれるものだった。SARは違法行為の証拠ではなく、金融機関が不審と思う顧客の行動を金融当局に知らせるためのもの。

HSBCは、自分たちは常にそうした顧客の不審行動の通報について、法的義務を果たしてきたと説明している。

「HSBCは2012年以降、60以上の区域において金融犯罪に対抗するための自社能力を刷新するべく、数年規模の取り組みに着手した(中略)。今のHSBCは2012年よりも安全な組織になっている」とコメントした。

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このニュースについて市場の反応は、本日の香港市場で、そして今開いていますヨーロッパ市場で銀行株へのインパクトを与えて株価下落を起こしています。

ですがHSBCは上にもあるように2012年時点でマネーロンダリングについて既に追及されて終わった過去のニュースではないかと思われます。

 

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今持ち合わせている塩漬けになっている株式について、先週来心機一転再スタートをかけようと思い行動を始めようとして矢先、HSBCをはじめ多くの欧米の銀行の犯罪にかかわるニュースが報道され、銀行株が大下落をしてしまいましたためどうしたらよいのか、少し検討が必要です。

通常ではこの下落をチャンスと捉えて買い増しをできればよいのですが、HSBCは米中の経済戦争でもアメリカ、中国の挟み撃ちにあっていて双方の影響で株価が下落していました。

 

株価の推移は2020年の初めはHK$60近辺 → 4月からHK$40近辺 →

そこから右肩下がりで本日のHK$20代後半まで下げ続けています。

 

損切りをしてしまうか、保持で様子見か、買い増しか、判断が大変難しい状況です。