新型コロナウイルスによる肺炎の広がりが一向に収束の見えない状況ですね。
新型コロナウイルスの感染拡大で政府は特別措置法に基づく緊急事態宣言を発出しました。
本日までに至る経緯を時系列で見ると:
①4月6日 緊急事態宣言発出
・期間は令和2年4月7日-5月6日
緊急事態措置を実施する必要がないと認められたときは速やかに解除をする。
・緊急事態宣言を実施すべき区域
東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都府県
②4月16日 緊急事態宣言を全国に拡大
③5月25日 緊急事態宣言を解除
という時系列になっています。
下の表は厚労省が発表している
確かに緊急事態宣言が解除された5月25日近辺では陽性さ数が減っていることが確認できます。緊急事態宣言の期間中は『STAY HOME』をスローガンに会社はリモートワーク、学校はリモート授業、商店、飲食店などは閉まっていて街中から人が消えていました。
そして緊急事態宣言が解除されて経済効果を狙ってか当初予定を繰り上げて7月22日から『Go to travel』キャンペーンが始まりました。
「Go To トラベルキャンペーン」は、旅行会社や旅行予約サイト等を通じてキャンペーン期間内に国内旅行予約をした場合*に、その代金の最大2分の1に相当する金額が支援されるというもの。支援額の上限は、1泊1人あたり最大2万円分、日帰りは最大1万円分が予定されています。
支援額の7割は旅行代金の割引、残りの3割は現地での飲食や観光施設、地域産のお土産を購入する場合に使える「地域共通クーポン」として付与されます。
なお、旅行・宿泊代金の支援に限り、7月22日(水)から先行してスタートしたため、地域共通クーポンの配布は9月以降に始まる予定です。クーポン配布が始まるまでは、旅行代金の2分の1に相当する額のうちの7割、つまり旅行代金の最大35%の支援のみ受けることができます。(支援の上限金額は1人1泊あたり1万4千円、日帰りは7千円)
1兆3500億円もの予算が投じられる巨大プロジェクトです。
『Go to travel』キャンペーンとの因果関係はわかりませんが、グラフからもわかるように7月に入ってから急激に首都圏に集中していた感染者数が全国に広がりをみせ増えてきています。
最近では地方自治体が独自で宣言を出しているような状況になっています。地方都市では都市部と違い病床数の確保や人工呼吸器の数に違いがあり懸念されています。
最近感じてしまうことは今回の『GO TO トラベル』にしても、『アベノミクス』では当初予算466億円で最終的に90億円程度になるとのことですが、そのような費用を今の段階では医療関係=病院や抗体の研究に集中投下すべきではないかと個人的には考えてしまいます。
早くこのコロナウイルスによる新型肺炎が鎮火してマスクの必要のない平常が訪れることを願ってます。