梅雨が長引いていて蒸し暑い日が続いていますね。
この季節は植物の活性がよくなりアッという間に植物が成長してしまいます。
そろそろ雑草の処理と植木の刈込をしなければいけない季節になってきましたね。
ですが以前木についていましたチャドクガ(茶毒蛾)の幼虫の毛虫の針に刺されて大変な思いをしましたので植木の手入れや雑草刈りのために、再度チャドクガ 茶毒蛾の生態と対策をまとめてみたいと思います。
チャドクガ対策ついての基礎知識 3つ
◆茶毒蛾 チャドクガの生態について
◆刺されてしまったら 湿疹の処置
◆チャドクガの駆除方法
◆茶毒蛾 チャドクガの生態について
写真のように腕がかぶれてしうのは幼虫である毛虫が持っている毒針毛ドクシンモウが皮膚に刺さって、その毒に対して皮膚が反応している現象です。
毛虫が発生する時期は大体4月から10月頃の間でその間に2度ほど孵化します。毛虫は淡黄褐色で25mm程度まで大きくなります。主にツバキ科の椿、茶ノ木、山茶花などの葉に生息し多い時は何十匹もまとまて葉っぱについています。
毛虫にはえている0.1-0.2mm程度の長さの毒針毛があり、毒針毛はとても抜けやすく表面にはとげがあり皮膚に付着すると取れにくい性質を持っている。
注意をしなければいけないのはその毒針毛ドクシンモウはとても細かい爲に服で覆われた部分でも繊維の隙間から皮膚に刺さることもあるので注意が必要です。
植木のお手入れの後はシャワーを浴びて服を着替えて、作業した服を単独で洗濯まですることをお勧めします
また、蜂や蚊と違いその毒針毛は幼虫の脱皮殻や、殺虫剤散布後の死骸、卵殻は成虫の毛におおわれている、成虫も毒毛針を有しているので、卵から成虫そして死骸まで注意が必要です。私自身晩秋に椿の枝を処理した際に葉についていた孵化後の卵に触ったせいかかぶれた経験もあります。
◆刺されてしまったときの対処
植木の処理をしている最中に気付かずに毒針毛が刺さってしまうこともあり、大体2-3時間後に赤いぶつぶつの湿疹がでてくるようです。
湿疹ができたときの対処法
①皮膚は流水で時間をかけて洗い流す
②ステロイド薬品外 Ⅱ群~Ⅲ群の強力タイプが推奨されています。顔や首など皮膚の弱い部分は弱めのものを使用
→あくまで応急処置です。
③皮膚科で見ていただくことをお勧めします。
④衣類、タオルなどは洗濯する
皮膚は流水で時間をかけて洗い流し皮膚科で見ていただくことをお勧めします。兎に角広範囲に亘りかぶれてしまい、痒みを我慢できずにひっかいてしまい症状を悪化させてしまいました。確かその時は週末でしたので応急処置としてドラッグストアで相談して塗薬を購入し処置をしましたが、痒みに関してあまり効果が感じられませんでした。
つらい痒みを我慢し週明けに急いで皮膚科で診察をしていただきステロイド外用薬・抗ヒスタミン薬軟膏の処方していただいた塗薬を使用してある程度症状を抑えることができました。しかしその痒みは数か月も残り、特に入浴後に体温が上がっているときには痒みが復活してきました。
注意すべき点として抜け落ちている毛虫の毒針毛が厄介で、毒針毛が衣類やタオルなどに付着して更に刺される場合が拡散していきます。毒針毛が付着した手で体のいろいろな部分を触れたせいで体の広い範囲に拡散してしまってしまいました。暑かったのでタオルで汗を拭きとる、そのタオルにも付着し首回りなどにも湿疹が広がってしまいます。
その時に着用していた服、使用していたタオルもすべて洗濯することが必要です。
◆チャドクガの駆除方法
駆除は幼虫よりも卵に時点で!!
秋口に産卵した卵が越冬し、5月頃孵化します。
毛虫の駆除は毒針毛が飛び散り非常に危険ですので孵化した卵を駆除していくのが良い方法です。卵は葉の裏に産み付けられていますのでその葉っぱごと切り落としてしまういます。
ですが駆除にあたり長袖、長ズボン、首回りの保護、顔、頭髪の保護をしっかりしてください。手袋も当然着用し素手を使用しないようにトングなどを利用しましょう。
恐るべしチャドクガ、卵から成虫、死骸まで毒針毛がありますので本当に注意が必要ですので見かけたら極力早い時点で処理をしてしまう必要がありますね。
これからの季節、特にツバキ科の植物のお手入れには十分お気を付けください。