毎年春先から夏にかけて感じることがあります。
記憶している限りで、東京では通りすがりの女性の残り香が色々して楽しみでした。通りすがりの美人の方がどのような香水をつけているのかな、など考えながら通勤や外出を楽しんでいました。もっと若かった高校生の頃は好きな女の子がどんなシャンプーなのかな、と後ろを歩きながらドキドキ胸を踊らせていたもんでした。
しかし、ですが香港にはその残り香に包まれることがまず無いので街を歩いていても楽しみがあまりありません。
今でこそセントラル地域の金融業にお勤めの若い子に最近は香水をつけている子が出てきはしましたが、東京ほど多く無いのと他のエリアではまずありません。香港人と対照的に西洋の方々はエチケットのように軽く香水をつけていらしゃる方々が大半です。
ここからは嫌な臭いです。
この時期洗濯物が乾かないのか雑巾のような、なんとも言えない鼻をつまみたくなるようなカビ臭い臭いをまき散らした人が大量発生してきます。流石に女性にはあまりいませんが男性に多く、後ろを歩いたり地下鉄で隣に座られた時などは最悪で逃げたくなります。
それと高温多湿な為か、汗臭い人が多くなり鼻を悩ませてくれます。香港が暑いのはよく分かりますが朝から臭いのでシャワーに入っていないかと思えて仕方ありません。朝晩入れ、と叫びたくなります。
日本では中年以降の独特な加齢臭、オヤジ臭で周囲15mに悪臭をばらまくオヤジが多いいのも事実ですが、あの匂いをさせたオッさんはなぜか香港にはあまりいないようですね。日本にいた時はあの匂いを朝から電車の中で嗅いで吐きたくなったものです。あれだけの臭いなのに家族の方はもう感じなくなってしまっているのでしょうかね?
あと最近気になるのは強烈な臭いを残す柔軟剤です。代表的なものはDownnyですがあの香りを強制的に長時間嗅がされても気持ち悪くなって吐きたくなります。
いつもこのような反面教師から学ばされて自分は気を付けなといけないな、周囲に不快感を与えてはいけないな、と言い聞かせています。
でもオヤジ臭が本人が分からないとしたら自分もか?と思うとゾッとします。
最近よく思うことは子供の頃の記憶です。
まだ小学生低学年の夏休みの暑い日によく水風呂に入り涼をとりました。当時はまだボディーシャンプーなどというものはなく固形石鹸で髪も体も洗っていました。その石鹸の香りです。
その後柔らかいフワフワのタオルに顔を埋めて二、三呼吸してから顔を拭いた時の気持ち良さと同時に感じた石鹸の香り。みなさん経験ありませんか?子供の頃の鮮明な香りの記憶が蘇ります。そう、今も昔も変わらなく売られている牛乳石鹸、赤でなく青箱です。
箱にも記載されていますが変わらぬ優しさ、---変わらぬ香りです!!DOVEではありません。牛乳石鹸です。この香りを嗅ぐと子供の頃のあの夏の日を思い出します。
いつまでも変わらず末長く販売し続けていただきたいものです。
今日もこれで優しい香りに包まれシャワーに入りました。
現代の人工的な嫌な香りのない、とても肌にも優しく、嫌味のない自然な元祖石鹸の香りです。是非皆様にオススメです。
この時期匂いには気をつけ無いといけませんね。