フランス革命で犠牲となったマリーアントワネット、その処刑の光景の絵があります。
この絵では人の2倍くらいの所に三角形の刃物がぶら下がっていてこれが落ちる仕組みです。下に横たわった人の首が厚い穴の空いた板に挟まれていてこの絵でいうと手前側に頭を出した状態になっていて、上の三角形の厚い金属の重そうな刃物が落ちてきて首を切断するという仕組みです。その切断した頭は下に赤ん坊の入浴させる時使用する桶のような箱が置いてあってそこに落ちます。
ギロチンはフランスで使用された処刑方法でしたのでその統治下にあったベトナムでもフランス人によって用いられていました。
ハノイにあるホアロー収容所、フランス統治時代に刑務所として、ベトナム戦争時代は捕虜収容所としてアメリカ兵が収容所されていた場所ではその建物が博物館となっています。
そこには当時の独房や収容されていた部屋がそのままの状態で公開されています。
一番奥の部屋は暗くなっていてちょっと怖そうな雰囲気がある部屋でそこに本物のギロチンが展示されています。
よく見ますとマリーアントワネットの処刑の絵のギロチンと同じです。
切られた頭が落ちて入る箱も絵のものと同じですね。
それにしても昔の処刑方法は残酷に感じてしまいます。
公開処刑だったようですがそんな処刑は見たくはないですね。
これは収容所の外壁です。
こちらは独房で手枷をはめられ動けなくされて明かりの入らないような構造です。
昔のダークサイドの部分を見ましたが現代に生まれてよかったとつくづく感じさせられました。